久田トミ子さんは、24歳で農家に嫁いでから、長年農業を続けているベテランの生産者。少量多品目の野菜を全て露地で栽培しています。天候に左右され、病気にもなりやすい露地栽培の野菜作りは、長年の経験があっても「同じ年はない。毎日が勉強です」とトミ子さんは言います。安心して味わえる野菜を作るために、暑い時期の雑草の駆除など、大変な作業を丁寧に行いながら、手間暇を惜しまず農業に励んでいます。 この日畑では、ズッキーニが旬を迎えていました。自然の恵みをたくさん受けて育ったトミ子さんのズッキーニは、ツヤツヤで柔らかく、甘みがあり、体に元気を与えてくれる新鮮なおいしさ。これから夏に向けてキュウリ、ナス、オクラ、かぼちゃ、ミニトマトなど、やさい館谷川瀬店を中心に出荷予定です。「何でも作ってみようと思うんです」と、落花生などの珍しいものにも挑戦。野菜を切らさず、毎日出荷できるようにと心がけています。 「自分が作った野菜を食べて、喜んでもらえることがうれしい」。また自然の中で体を動かして働くことは「健康のため」と、農業の好きなところや続けて来た理由も笑顔で話してくれました。