暮らし情報

酒のいとう

酒と食の豊富な知識を持ったプロがいる酒屋さん
 酒屋さんとは思えない店内

 酒のいとうの店内には、一本一本丁寧に新聞紙で梱包されたお酒がズラリと並んでいます。常陸太田市の米菱醤油や3年間熟成させた飲んでもおいしい本みりんなどの調味料、チーズやウインナーなどお酒に合う食品も揃っていて、一見酒屋とは思えない雰囲気。酒好きや食にこだわりのあるお客さんを虜にする商品がいっぱいの酒屋さんです。
 オープンしたのは約40年前。初めは小さな酒屋でしたが、一度コンビニエンスストアにリニューアル、6年前、「一人ひとりのお客さんに、酒の面白さや美味しさを伝えていきたい」という店主の伊藤さんの思いで、原点の酒屋に戻ったそうです。
 
『一期一会』の日本酒

 伊藤さんは「酒を売る側は酒のプロでなきゃいけない」と言います。利き酒やワインアドバイザーなどの勉強はもちろん、日々お酒の知識や経験を積み重ねています。「一期一会、日本酒はそれぞれの銘柄や生まれた年などによってベストな飲み時があります。それを自分の舌で確かめるのが日課です」と伊藤さん。商売の生命線は伊藤さん自身の感性と舌です。

 新聞紙に梱包されたお酒の秘密

 日本酒やワインは日光や高温にさらしたりすると味が変わってしまうデリケートなもの。紫外線や温度の変化などから守るため、一本ずつ新聞紙に梱包されています。「見た目は悪いですが、質が落ちてしまったら、せっかくの価値が下がってしまいます」と伊藤さん。日本酒の仕入れは自分が直接蔵元に行ったもの、ワインは輸入元に足を運んだものしか扱いません。より良いものを提供したいという誠実な姿勢は、酒好きの常連さんや贈り物などに確かな品質を求める人に信頼されています。

 奥深いお酒の世界に出会える店

 日本酒は山形県の出羽桜酒造、長野県の宮坂醸造、新潟県の越の華酒造など、10
社の酒蔵の純米酒、本醸造、吟醸などがフルラインナップで揃っています。ワインはフランスを中心にドイツ、イタリア産のもの。「お酒に対する知識を持っていれば、世界が広がります」奥深いお酒の世界に出会える貴重な酒屋さんです。
■いわき市勿来町窪田町通2-125-1
■TEL.0246-64-8289

この記事は2008年9月号に掲載されたものです。掲載当時と内容が異なる場合があります。ご了承ください。

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