河出書房新社／役者人生、泣き笑い

監督･俳優･友人との交流やウラ話。
全身役者が明かす痛快無比な人生

先日虚血性心疾患で亡くなった俳優の西田敏行さんがこれまでの半生を振り返った自叙伝。
１９４７年福島県郡山市生まれ。映画好きな養父母、中学時代、東京の高校受験…役者としての原点から、青年座入団、大河ドラマ、映画『釣りバカ日誌』など、サラリーマンから将軍まで何百という人物を演じてきたその人生を時に、おもしろく、また時にほろりとするエピソードを、おしげもなく描いています。
またその人生は、同時に、日本の映画やテレビの、俳優から見た『もうひとつの歴史』の貴重な証言にもなっており、昭和･平成の「芸能史」を語るうえで、欠かせない資料にもなっています。