55年前の創業当初から変わらない作り方で仕込む自家製のあん。小豆の風味豊かなこのあんを使い、三代目となるご主人がひとつひとつ、丁寧に手作りする和菓子に定評があります。
ふくみやの看板和菓子と言えるのが、豆大福です。上品な甘さのたっぷりのつぶあんを、薄く伸ばした自家製の餅で手包み。少し固めの赤エンドウの豆が食感のアクセントになっており、塩気もほど良く、ついつい２つ目に手が伸びてしまうほど。豆大福は売り切れてしまうことも多いため、予約がおすすめです。
ほかにも、クルミたっぷりの胡桃ゆべしや、生地がしっとりとしたどら焼き、東ようかんなどがあり、それぞれ長く愛されているのがうなづける味。「お客さんに喜んでいただけるように、毎日、心を込めて作っています」とご主人。
５月下旬からは夏のお菓子として水まんじゅうなどもお店に並びます。和菓子を通して季節の移ろいを感じられるのも魅力です。