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 2011年3月号 ここ、いいね。
■この内容は2011年3月号に掲載された情報です。
四家酒造
歴史と伝統を守りながら造り続ける「いわきの地酒」
 「又兵衛」の名で愛されている、四家酒造店の創業は江戸時代。165年続く伝統の技を大切に守りながら、さらに時代の好みに合った酒造りを行っています。
 昔いわき市内には、何十軒もの酒蔵がありました。しかし、時代の流れとともに減少し、実際に酒造りを行っているのは、現在では二軒ほど。四家酒造店は、その中の貴重な一軒です。
 100年以上経つという建物は、旧家の格式を漂わせる厳かな空気に包まれています。ぐるりと囲む塀や腕木門、黒々とした太い柱から、時代が変わっても伝統と歴史を大切にする思いが伝わってきます。

地元に根を張りながら最高の品質を求めたい

 山田錦を35%まで精米したものを原料にしている『大吟醸酒』は、全国新酒鑑評会で金賞を何度も受賞するなど、酒どころに負けない実力を持っています。また一方で、地元のお米を使った地元ならではの味も大切にしています。辛口から甘口まで、様々なニーズに応えながら、地元に愛される酒造りをとても大切にしています。

ゆっくりと時間をかけて見えないものと真剣に向き合う

 酒造りは11月から始まります。白米を水に浸して蒸すことからスタート。蒸し米は、雑菌が入らないよう厳密に管理された室(むろ)でこうじ菌を作ったり、酒母(もと)やもろみの仕込みに使われます。ゆっくり時間をかけて酵母を増やす段仕込みなど、とても複雑な工程を経て、約一ヶ月かけて日本酒が誕生します。
 「理想の味にするためには、温度や微生物、酵母菌など、目に見えないものとの真剣勝負。0・5度の温度の違いで味が変わる、繊細な生き物なんです」と八代目の若ご主人。大吟醸の仕込みでは、発酵が進んでいる間は杜氏が夜中に何度も起きて温度を確認。その都度データを記録して、温度が高い時は冷やして低い時は温めます。
 お酒が完成するのは1月末頃から4月頃まで。搾りたての新酒は、ろ過、火入れして貯蔵されます。また、製成後の熱処理の仕方の違いで、味や香りがそれぞれに異なる『生酒』や『生貯蔵酒』になります。
 気が遠くなるほど複雑な、一つひとつの工程。そこには、長い歴史の中で育まれた知恵と技、それを受け継ぎ守ろうとする熱い思いが凝縮されています。

『和醸良酒』

 四家酒造店には、酒造りの季節になると、毎年杜氏さんがやって来ます。約半年間、蔵元で寝泊まりして家族のように生活し、蔵と杜氏の共同作業で酒造りを進めます。「昔から『和醸良酒』という言葉があります。腕と人間性が美味しいお酒を造るんですね」信頼関係を築きながら、人のつながりを大切にする心も、四家酒造店の大きな財産です。
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