201510bookback
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19ファイナンシャルプランナー 上 田 裕 則 うえだひろのり有限会社いわき損害保険サービス代表取締役日本ファイナンシャルプランナーズ協会会員宅地建物取引主任者一般旅行業務取扱主任者「ほんとうは・・・」 映画『ジュラシック・ワールド 3D版』を観てきました。 ネタバレになってしまうので多くは申し上げませんが、スクリーンの中を躍動する恐竜の姿は圧巻です。様々な「しかけ」が施されたストーリーは、最後の最後で「そうくるか!」という感じで、とても面白かったです。 先日、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに衝撃的な研究論文が発表されました。 それは「地球の歴史上、現在は6度目の大量絶滅期を迎え、人類を含む全ての種が危機にさらされている。」というものでした。この研究結果を発表したのはアメリカのスタンフォード大学、プリンストン大学、カリフォルニア大学バークレー校の3校の専門家グループで、生物種の絶滅速度は「控えめな算出方法」を用いて見積もっても通常の約114倍(最大値)で、この速度は6600万年前に恐竜が絶滅して以降、類を見ないスピードであるとされています。 今の私たちの社会や生活を振り返るに、資本主義という社会経済体制の中で最も優先されてきた利益と効率の結果、どれほどの自然環境を破壊し、多くの生物を絶滅に追い込んできたのでしょうか。アメンボウやゲンゴロウ、ミズスマシ、タガメなどの水生昆虫やモンシロチョウやアゲハチョウの姿を見ることがほとんど無くなりました。 今回の大量絶滅の原因を醸し出しているのは人類の活動による劇的な気候変動で、「生物は急激に変化する状況への適応が間に合わず、絶滅する」とされていますが、それと同時に利益最優先の経済活動そのものが、ついにヒト自らを追い込んで、肉体的にも精神的にも疲れ果てて様々な疾患を患う結果を生んでいます。

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