201508bookback
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5in focus木影に人が集い、鳥が集まるようにin focusは、編集者が選んだお店や人を紹介するシリーズです。 いわき駅前で開かれている路上イベント『福島ジャグル』。『JUGGL』は大道芸、ごちゃ混ぜという意味。ロックバンド新月灯花(しんげつとうか)が、東京と福島で今年2月から毎月開いています。 5月の『福島ジャグル』では、新月灯花が歌っている傍らで、ユアサミズキさんがペイントアートをし、ハナエさんが創作書を書いていました。いわきでバンド活動しているnotice itや嵐くんも歌い、ゆりチャンがギターを弾きました。歌う人、パフォーマンス、思い思いの人が集まり、行き交う人が立ち止まります。 「飛び入り歓迎。だれでも参加できます」と、メンバーの田中美和子さんは言います。ボランティアでいわきに来て、ライブを始める 新月灯花は埼玉県川口市を拠点に活動している女性4人組のロックグループ。いわきでライブを始めたきっかけは偶然でした。 新月灯花のメンバーは、震災翌月の4月に支援物資を持っていわきに来ました。避難所にも足を運んだりしましたが、その頃ライブ活動はしていませんでした。 震災から半年後、2011年10月の郡山ライブの後、いわきに来た時、『街なかコンサート』が開かれていいました。「音楽をしてるなら、街なかコンサートで歌ったら」と、訪問先の人が関係者に連絡、急遽『BAR QUEEN』でのライブが決まり、翌月はSONICとそれから毎月ずっと、今も、いわきで新月灯花のライブは続いています。一本の木が育つように 新月灯花がいわきに来たのは、東日本大震災に続いて起きた原発事故がきっかけでした。 山や川や海そして街に放射能が降りました。赤ちゃんや子供、若い人、これから生まれる未来の若者たちが一番影響を受けます。 「原子力発電所が水で冷やさないと大変な事になるなんて何も知らなかった。自分たちが無関心でいたことも事故の原因の一つ。無関心にならない事が大切」そう考えての行動が、支援物資やフリーマーケットで集まった募金をいわきに届ける事でした。 『福島ジャグル』は、一本の木のようです。 ボランティアやライブで出会った人たちとのつながりが、路上ライブという木の根や若葉になり歌になって花開きます。 新月灯花は『福島ジャグル』で、木に鳥が集まり、木影に人が集うように、いわきの風と雨と光のなかで、いわきに根づき大切なものを育んでいます。編集者が選ぶ ここ、いいねインフォーカス福島 JUGGL ふくしまジャグル 新月灯花 しんげつとうか■8/2(日) club SONICいわき■8/3(月) 満月祭@福島獏原人村■8/23(日) club SONICいわきhttp://www.inglabel.com/shingetu_toka/index.php【新月灯花LIVE予定】

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